悪質な業者についてのご紹介
「貸金業の規制等に関する法律」に基づいて、監督官庁に登録した上で金銭の貸付けまたは金銭貸借の媒介を行なう者です。この中には「消費者金融」「事業向金融」「日賦」のほか「クレジットカード」「信販会社」などがあります。 消費者金融会社は、違法な業者を除き、すべて貸金業の規制等に関する法律により財務局または都道府県への登録を行なっています。「貸金業の規制等に関する法律」は「貸金業法」ともいい、「出資法」と合わせて、「貸金業規制二法」と呼ばれています。
ただし、各都道府県の登録を受けた業者であっても出資法上限金利(年利20.00%以内)を無視して、金利を取る等の違法業者もすべてヤミ金です。また、最近は、登録をしていないのに適当な登録番号を表記しているような業者も少なくありませんので、登録番号が書いてあるからといって、安心というわけでは有りません。
【090金融】
広告やチラシDMに、090で始まる電話番号しか載せず、正体を明かさない業者です。
2~3万円等、比較的少額を超高金利で貸し付けます。
【システム金融】
中小企業の手形や小切手を担保に融資をし、返済が行き詰まった頃に次の業者が融資を行い、また返済が行き詰まると次の業者が融資を行うので、借金はどんどん膨れ上がります。
【チケット金融】
高速道路や新幹線の回数券を、料金後払いという形で販売。利用者は受け取ったチケットを指定された金券ショップで6~7割で換金して、1週間後にチケット代を最初の店に返します。
チケット販売店と金券ショップは組んでいて、チケットがそのままぐるぐる回る事もあるようです。
【家具リース金融】
家具を業者に売った事にしてお金を借り、売った家具を業者から借りている事にして高額なリース代を利息として払います。
【買取屋】
融資を申し込むと、融資の条件として、クレジットカードで商品を次々と買い回らせ、これを安い価格で買い取り、さらに、高金利で融資する業者で、結局、申込者にはその業者への借金の他に、クレジット会社への債務が残ってしまいます。
【整理屋】
新聞、雑誌等で「あなたの債務を整理・解決します」、「多重債務者もOK、すぐ電話、XXXX番」などと広告し、電話をしてきた者から「整理手付金」等の名目で現金等を預かり、整理を引き延ばしたうえ、整理をしないで次々と騙し取る業者です。
弁護士の名義を借りて(あるいは名前をかたって)法律事務を行う事もあるようです。
【紹介屋】
スポーツ紙の広告やビラ、チラシなど、「どこも貸してくれない人は相談してください」「債務の多い方、大歓迎」「独自審査」などと宣伝し、あたかも低金利で自社が融資するように思わせて多重債務者を呼び込み、来店、電話をかけてきたお客様に、「あなたの与信状態はよくない。うちで貸せないので他の店を紹介してあげる。」などと言って、いかにもその紹介によって融資を受けられるように装い、紹介料を騙し取る業者で、悪質な金融業者と共謀しているケースもあるようです。