2011/8/17
暑中お見舞い申し上げます
拝啓
 残暑厳しき折から、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。平素は当店を御利用いただき御厚情のほど、心より御礼申し上げます。

 わが国経済は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災とその後の電力安定供給への懸念から企業の生産活動に一部抑制が生じているほか、消費マインドの悪化や原発事故による風評被害が拡大傾向にあること等の影響により、景気の先行きは未だ不透明な状況が続いております。
 弊社が属する貸金業界においても、改正貸金業法の完全施行の影響によるマーケットの縮小や、利息返還請求の高止まり、及び資金調達環境の悪化等により事業の縮小や廃業が相次ぐなど厳しい経営環境が続いております。また、不動産業界におきましても、新設住宅着工件数が前年対比で微増し、堅調な動きを見せているものの、全国的に不動産価格が下落傾向にあるなど、業界を取り巻く環境は非常に厳しく、震災の発生による消費マインドの一層の低下など、不動産取引は低調に推移しております。
 このような経営環境を踏まえ、弊社の資金調達先を国内の投資家、金融機関だけではなく、外資系金融機関との運営を強化しております。

平成23年も残り4ヶ月余りとなりましたが、これからも宜しくお願い致します。

株式会社ディ・ティ・エスインベストメント 代表取締役 堤 大介  社員一同
敬具
① 金融事業(個人・事業者向貸付業務)
個人向貸付業務につきましては、改正貸金業法の完全施行の影響を受けて減少したものの、事業者向貸付業務は、不動産担保ローンを軸にした担保融資全般を中心に営業しております。
② 信販業務
割賦販売、カード発行による信販業務は現在取扱っておりません。
③ 信用保証業務
金融機関の貸付に対する保証業務は現在取扱っておりません。
④ 債権買取業務
個別案件(優良)に対する業務は継続中です。
⑤ 不動産事業
金融事業とのシナジーを活かしながら、高利回り物件の取得運営を継続中です。
⑥ 海外事業
海外事業につきましては、中国上海特別区での飲食関連事業への投資事業を縮小し、韓国ソウル特別市での事業形態を模索中です。
⑦ ファクタリング事業(売掛債権買取事業)
国内の売掛債権を中心に海外取引LC(レタークレジット)に対する補助業務を継続中です。
⑧ 共同事業・業務提携業務
個別案件を精査し、資金提供、資金調達を継続中です。
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